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理事長挨拶

ごあいさつ

社会福祉法人浜松児童福祉園は1952年に創立し、今日までに5カ園の保育園を有する法人です。そして、2020年度には磐田市に新たな保育園が仲間入りいたします。今後は6カ園の力を結集しながら、子どもの生きる力の基礎を培うことを目標に「教育・保育」の質を高めてまいりたいと思います。

コラム

―とても良く遊び・良く食べ・良く眠ること―

子ども達にとって生活そのものが、遊びだと言っても過言ではありません。その生活の中で、この3つ「良く遊び・良く食べ・良く眠る」をバランスよく、リズム感をもって1日を過ごせるといいと思います。夢中になって遊び、遊びの量が増えれば増えるほど、“遊びの質”が高まり、それが手掛かりとなって「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」1)につながっていきます。子どもは好奇心や探究心から何度も繰り返し同じ遊びをします。大人からすれば意味の無いことに見えるかもしれませんが、これが“集中力や粘り強さ”につながり、自分なりの結果を得ることで達成感や成功体験となります。それらが繰り返され、自分自身に自信が持てるようになり、自己肯定感を得られることになっていきます。

 

―遊びのその先にあるもの―

お風呂や水遊びなどでコップのような容器2つに、水を入れ替えることは、誰もがやってきた遊びのひとつだと思います。子どもは水をこぼしながらも飽きずに繰り返します。そのうち水は少なくなりますが、また水をすくって入れ替え作業が始まり、いつまでも終わりません。“水を足していくのに無くなっていくという引き算”になってしまう現象を楽しんでいるうちに、どうしたら水をこぼすことなく入れ替えることができるかを自然と考えるようになります。子どもなりの“問題解決のための改善サイクル”を考えているのです。これはどんな遊びにも当てはまります。こうした、子どもの“工夫した瞬間”に出会える保育に価値と幸せを実感じます。

 

 

1)①健康な心と体 ②自立心 ③協同性 ④道徳性・規範意識の芽生え ⑤社会生活との関わり ⑥思考力の芽生え ⑦自然との関わり・生命尊重 ⑧数量や図形、標識や文字などへの関心 ⑨言葉による伝え合い ⑩豊かな感性と表現

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